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Unity VSが完全無料で大変使いやすかった

Unity VSとは、MonoDevelopとセットのUnityをVisual Studioの開発環境を使ってコーディングできるようにするためのツールです。

Visual Studio Tools for Unity - Visual Studio Tools for Unity

もともとVisualStudioのコードアシストが一番手に馴染んでいた私としては

垂涎ものであったわけですが、残念ながらVisual StudioがExpress(フリー)版では

導入できず、Unity VSは有料だったので見送っていました。

 

しかし!MicrosoftがUnity VSを買収したことで無料になりました。

さらに!Microsoftが奇跡の生まれ変わりを見せ、色々あった末にVisual StudioのCommunity版を無料で公開したことで、ユーザは無料で使えるようになったわけです。

 

実際どうなの?

バージョン違いの共存

筆者環境だと予め入っていたVisual Studio 2010と共存可能で、既存のVS純正プロジェクト*.slnファイルは従来通り2010のほうで開かれました。

 

使用感

プロジェクトごとに初回だけ所定のAssetをメニューからImportするだけで準備はすべて完了。

UnityのInspectorからC#ファイル(*.cs)をダブルクリックするだけでVisual Studio 2013が元気に立ち上がってくれます。

コード補完はUnity独自関数含め、全面サポートされています。

画像のように、Solution Explorerから、Assets内の各ソースファイルにアクセス可。

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導入

公式ブログ 解説URL

Visual Studio Tools for Unity ( UnityVS ) で Unity 開発/デバッグの生産性を上げよう - Yuta Watanabe's Blog

 

導入は大変お手軽です。

 

・以下からダウンロードします。

Visual Studio

http://www.visualstudio.com/ja-jp/products/visual-studio-community-vs

Unity VS:

http://unityvs.com/

 

・いずれもインストーラーを立ち上げてインストールを進めますが

画面上の案内に従って進めて特に問題はありませんでした。

Visual StudioSSD環境下でもインストールに結構な時間がかかったので注意。

導入おしまい。 

 

プロジェクトごとに初回だけ行う作業

Unityを再起動した後、

Unity のメニューからから

Assets → Import Package → Visual Studio 2013 Toolsを選択

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こんなダイアログが出ると思うので、Import。

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するとUnityのメニューにこんな枠が出てれば導入完了です。

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お疲れ様でした。

 

導入後の設定

私の環境ですぐさま取り掛かったのはこれくらい。

方法 : エディターで行番号を表示する

 

変数ウィンドウやブレークポイントの設定など、Visual Studioが持つ多彩なデバッガツールが利用できるようです。(そこまで使いこなせてない)

詳しくは公式ブログをチェック!

 

 Visual Studio2010など単体でもUnityと連動して動かす方法はあったのですが、

筆者環境だとあらかじめプロジェクトファイル(Assembly-CSharp-vs.csproj)を叩かなければ、コード予測が働いてくれなかったり、ソースファイルを開くたびに他のソースが閉じられたりなど、使い勝手がよくなかったのです。

その点が払拭され、大変使いやすい環境になっていました。

MSがUnityに対してこんなに取り組むなんてね。

 

Microsoftに感謝しながら、快適な環境でレッツコーディング。